- 2013.12.27 Friday
木材利用ポイント事業に米国産ベイマツが追加されました。
国産材の利用推進の為に進められている
「木材利用ポイント事業」(通称木材エコポイント)から
対象地域材の樹種及び対象工法の追加について
という発表がありました。
以下抜粋です。
対象地域材の樹種及び対象工法の追加について
木材利用ポイント事業について、以下のとおり対象地域材の樹種及び対象工法が追加されました。
- ・対象地域材の樹種:ベイマツ(米国産)
- ・対象工法:北海道において、カラマツ又はトドマツを主要構造材等として過半使用する木質プレハブ工法
(参考)
<ポイント発行対象となる時期について>
○対象地域材の樹種(ベイマツ(米国産))
1. 内装・外装木質化工事の場合
- (1)内装・外装木質化工事で使用する建築材料のうち対象地域材のみで構成されている材料については、システム改修等が終了次第対象となります。具体的な時期については別途お知らせします。
- (2)内装・外装木質化工事で使用する建築材料のうち登録建築材料(対象地域材以外の材を含み構成された建築材料で認定・登録が必要なもの)については、募集・認定を行い、システム改修等が終了次第対象となります。
2. 木材製品の場合
木材製品については、募集・認定を行い、システム改修等が終了次第対象となります。
3. 木造住宅の新築等の場合
追加された樹種を使用した工法が対象工法として都道府県協議会により推薦され、基金管理・制度運営委員会に認められた後に対象となります。具体的な時期等については別途お知らせします。
○対象工法(北海道において、カラマツ又はトドマツを主要構造材等として過半使用する木質プレハブ工法)
システム改修等が終了次第対象となります。具体的な時期については別途お知らせします。
つまりは、北海道のカラマツ又はトドマツを使った工法及び
ベイマツ(米国産)も地域木材として認められたと言う事です。
以前からアメリカやカナダの木材供給団体が日本政府と
地道に交渉してきた結果の認定といえるのでしょう。
米国産ベイマツが地域材として認められる事につきましては
賛否両論があるかと思いますが、
個人的には、国産木材と同じ様に、外国の木材であれ
きちんと監理された伐採及び植林計画をする
森林で精算される木材が、地域材として認められる事には賛成です。
と言いますのも、5年前にカナダBC州バンクーバー島の
木材伐採現場に研修に行き、BC州政府が先頭に立って、
広範囲、長期間に渡り、自然環境に与える影響なども
含めた基本的な伐採計画を作り、
その計画に基いて民間伐採業者が伐採を行うという
官民一体での計画伐採を実際に目にしてきて、
非常に感銘しました。
伐採現場から大型トレーラーで製材所まで直行します
この様な森林先進国の森林管理の手法を使い、
日本でも頑張っている林業家の方もたくさんおリます。
当社でも計画的に伐採する国産無垢材を使った在来工法、
APS工法(アップルピン工法)を推進しております。
国産木材、認証木材、地域木材などにご興味のある方は
ご一報ください。